歯科衛生士の仕事は、患者さんの健康と笑顔を守るやりがいのある職業です。
しかし、1日中の立ち仕事・同じ姿勢での施術・細かな器具操作・患者さんとのコミュニケーションなど、肉体的にも精神的にも負担が大きいのも事実です。
「気づいたら首や肩がガチガチ…」
「終業後はクタクタで何もしたくない…」
そんなあなたのために、ここでは今日からできる・効果を実感しやすいリラックス法を3つ厳選しました。
時間やお金をかけずにできる方法ばかりなので、毎日のルーティンに取り入れてみてください。
目次
1. 呼吸+簡単ストレッチで即リセット
ポイント
診療中は集中して前傾姿勢になりがち。首・肩・背中・腰に負担が溜まります。
数十秒の呼吸とストレッチで、筋肉の緊張を緩め、脳のリフレッシュにもつなげましょう。
やり方
- 背筋を伸ばし、肩を軽く後ろに回す
- 首をゆっくり左右に倒し、呼吸を深くする
- 「4-7-8呼吸法」
- 4秒かけて鼻から吸う
- 7秒息を止める
- 8秒かけて口から吐く
効果
- 血行促進で疲労物質を流しやすくする
- 自律神経を整えることで集中力回復
- 仕事の合間や昼休みに数分でOK
2. イメージ瞑想で心を切り替える
ポイント
忙しい日ほど、頭の中が情報や予定でいっぱいになります。
1〜2分のイメージ瞑想で、思考の雑音を整理しましょう。
やり方
- 椅子に深く腰掛け、軽く目を閉じる
- 好きな景色(海、森、温泉など)を細部まで想像
- 風の音、香り、温度など五感で感じるよう意識する
効果
- 精神的なリセットでストレス軽減
- 患者対応前の切り替えにも有効
- アプリや音声ガイドを使うとさらに効果的
3. 夜の“ヨギック・スリープ”で疲労を持ち越さない
ポイント
就寝前のスマホやTVは交感神経を刺激し、疲れが取れにくくなります。
**ヨガニドラ(ヨギック・スリープ)**は、布団の中でできる深いリラクゼーション法です。
やり方
- 仰向けになり、全身の力を抜く
- 頭の先から足の先まで順に意識を向けていく
- 呼吸をゆっくり整え、眠りに入る
効果
- 30分の実践で数時間の睡眠と同等の回復効果との研究も
- 翌日の集中力・体力が回復しやすくなる
まとめ
方法 | タイミング | 主な効果 |
---|---|---|
呼吸+ストレッチ | 診療の合間 | 筋肉緩和・集中力回復 |
イメージ瞑想 | 昼休み・帰宅途中 | 精神安定・切り替え |
ヨギック・スリープ(ヨガニドラ) | 就寝前 | 睡眠の質向上・疲労回復 |
毎日の疲れは、小さな習慣で積み重ねて解消できます。
歯科衛生士は身体が資本。
心と体のメンテナンスを習慣にして、長く安心して働ける環境を整えていきましょう。